おもしろかった本

ニートの歩き方

この本の著者は「pha(ファ)」さんという、京都大学を卒業したニート経験者の方です。
執筆当時はニートだったけれど、今はもう年齢的にも経済面でもニートの定義からは
外れてます。

ちなみにニートって15歳から34歳までの若年無業者の方のことで、phaさんはたしか
今40歳くらいだったかと。 ←間違っていたらごめんなさい。

大半の人が「すごい」、「立派」、「エリート」と思う学歴を持っているphaさん。
phaさんもニートになる前は私やブログを見ている皆さんと同じように会社勤めを
していました。

でもある時、phaさんは会社を辞めて

ニートとして生きていきます。

それは社会に負けたとか、人生に不貞腐れたとかそんな後ろ向きな理由ではなく。

私はその決断をしたことがすごいことだと思いましたし、とても自分に正直な人だと
感じました。自分自身と嘘をつくことなく、会話ができる人。

人にはそれぞれ個性があって向いていることと向いていないことがあり、合っている場所と
そうでない場所が当然ながらある。

ただ大半の人は自分に合っていないこと、合っていない場所であってもそれなりに順応する
ことができてしまう。
言い換えれば大半の人は周りに合わせて、それなりの我慢ができてしまう。

ただphaさんにはそれができなかった。そんな窮屈な思いをしながら生きていくより、
もっと自分らしく生きていける場所を見つけようと動いた。

ニートとして生きることがphaさん自身、自分らしく生きていく為のゴールなのか
通過点なのかはわからないけれどphaさんがニートに至るまでに思ったこと、
考えたことはとても興味深い内容で共感できる部分もたくさんあったかな。

本の中には今の社会の仕組みに対するphaさん自身の考えも書かれています。

タイトルだけ見たら「ニートって・・・現実逃避じゃんか」って思うかもしれないけど、
「生き方って本当に色々あるんだな」、「確かにそうだ。なんで不思議に思わなかったん
だろう」って感じたな。

本の内容には賛否呂論あるとは思うけれどこの本を読んで自分の気持ちや感覚に蓋をして
一般論の中に自分を押し込むのではなく、

「ほんの少しだけ今よりも自分の感覚、気持ちに正直になろう」

そう思える本だった。
だからって会社勤め以外で生きていく方法として安易にニートにはなれないけど。